結露のない地下室を利用して住まいの有効活用
オーディオルーム・ホームシアター・音楽スタジオ・ジムなどに最適。

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浜田山展示場

結露のない地下室の作り方

結露を起こさないようにするためには幾つかの方法があります

地下室を作ったが結露に悩ませられるという話をよく効きます。地下室の湿気の原因は土中の湿気が室内に漏れてくることでおきるもの。これは防水や止水の不良に起因するものです。この解決方法は地下の防水のところでご説明させていただきます。

地下室はコンクリートで作られるため、その水分が抜けるのが数年かかります。これは短期的な対策で解決できます。エアコンのドライ運転か除湿機を数年間常時運転してください。そして恒久的に続くのが外気温と地下の温度差でおこる結露の問題があります。

地上の温度は東京の世田谷で冬場の-3℃から夏場の36.7℃と40℃の温度差があります。それに比べ地中3mの温度は15℃から18℃と非常に安定しています。

結露のない地下室の作り方

これが地下室のすごしやすい原因となっていますが、その反面過乾燥と結露の問題を起こします。

地下室は周りが土に覆われているため、通常は換気設備により空気の入れ替えを行っています。冬場に5℃湿度50%の外気を地下室に取り込んで20℃まで暖めると湿度は20%になります。これは非常に過乾燥の状況となり、ピアノの調音に悪影響を与えます。ただし、これは加湿器の設置や観葉植物を置くことで調整できます。

問題になるのは夏場で、気温30℃湿度80%の外気の露点は26℃ですので、15℃のコンクリートの壁に接触すると1立方メートル当たり約11gの水分があふれ出てきます。 これが結露の原因です。

地下室には人一人当たり20m3/hの換気が必要となります。1時間で220gの水分が出てくる計算です。 結露を起こさないようにするためには幾つかの方法がありますが、これを組み合わせることで湿気のない地下室が実現できます。まず、湿度を45%ぐらいまで除湿すれば15℃に冷やされたとしても結露は起こりません。また、コンクリートの温度を26℃に暖めれば結露は起こりません。

外気から取り入れられた空気は熱交換の換気扇をへて地下室に取り込みます。地下室の空気はエアコンでコンディショニングをして省エネモードで温度は28℃、湿度は50%に設定すれば快適範囲に入ります。

内壁は打ち放しとせずに断熱材やボードをかいして直接外壁に空気が触れることを避ける必要があります。さらに、コンクリート外側を外断熱として床下や壁の中を通気層を作り循環させて外に出せばコンクリート躯体の温度を上げることができ、施工時のコンクリートの水分を速やかに外部に放出することができます。

内部の壁仕上げは珪藻土やゼオライトボード、INAXエコカラット等調湿性能のある材料を使えばより室内環境を整えることができます。

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